2011年1月6日木曜日

人類滅亡すればいいって思ってました。

2000年に生まれた赤ちゃんも11歳になってしまって、いまや2011年。

ということは、このブログを読んでくださっているかたには「あれ」を知らない人もいるかもしれません。ノストラダムス。何歳ぐらいから知らないんですかね。


とりあえず僕より若くて、ノストラダムスって何ってひとがいるかもしれないので、ちょっと説明します。

ノストラダムスについて。

説明しますと、ノストラダムスというのはこれまた大変はた迷惑なじいさんで、1999年7月に人類は滅亡するというインチキな予言を残して死にさらした自称予言者です。まあそんなふざけた予言を普通だったら誰も信じるわけはないんですが、それまでいろんな予言をあてていたり、占星術師としてなんか成功していたりとかで、当時は妙な説得力を持っていたわけです。

1566年にこのじいさんは死んでおるわけなんですが、その説得力はなんでか知らんが20世紀末までしぶとく生き残りました。それで1999年7月まで、いい大人がみんなしてもうすぐ人類はほろびるかもしれんとあたふたしていました。あのころはテレビとかでもガンガンまじめに危機感あおってました。

まったくはた迷惑な予言ですよね。まあなんか知らんけど仮にですよ、1999年にマジで人類滅亡すると思ったとしてもさ、それ止められんのなら言うなよって話ですよ。黙っとけよと。まあ、そういうお告げみたいなんがあったら、言いたくなる気持ちはそりゃあわからんでもないんですけど。でもね、たぶんね、このじいさん、僕が思うに、超先のことだからはずれたってよかろうと思って適当に言いましたね。1999年7の月っていうのもゾロ目だしなんかカッコイイじゃんと思って言いましたね。要は中二病だったと思うんです、この人。迷惑。

ただその当時ね、僕、中二だったんですけど、この予言当たればいいなあって思ってたんですよ。たぶん僕だけじゃないはず。きっと相当いましたね。人類滅亡しねーーかなーーと思ってたの。僕だけじゃなかったですね、ぜったい。

なんで僕が滅亡して欲しかったかっていうと、たぶん色々原因あったと思うんですけど、なんかその当時は生まれてくるの色々間違えてるよねこれ、と思ってたわけです。辺鄙な田舎に生まれちゃったし、運動音痴で部活のバスケもうまいことできないし、オタクだったし、なんかさしあたって特技とかもなかったし、相当人見知りだったし、一時期はいじめられたりもしたし。そして何の因果か知らんが男相手にちんこがたつし。

他の同世代ゲイたちもあのころ同じようなこと思ってたんじゃないですかね。どうなんでしょう。僕は、そんな自分の状況に対して、なんでやねん、とやっぱり思いましたよ。こんなもん理不尽ですよと。男のちんこをなめたいとね、そんなことを妄想してる自分がいるわけです。コンビニに並んでるエロ雑誌をみてもまったく反応しないのに、クラスの男子がむちゃくちゃ気になると。おかしい、こんな人生想定外ですと。そう思いますよね。思いました、僕は。

ちょっとこれは人には言えないと。えーこれずっと隠して生きていかないといけんよね、いやそうする以外思いつかん。結婚かあ、結婚とかどうすんのやろ。でも今しないひとも多いし、いいかな。しないで生きていけばいいかな。ていうかそれしかないよね。ああもうなんで僕だけ。なんでみんなちゃんと女のこ好きに生まれとるんよ!!

本当に僕だけ? いや、みんな本当は男好きなんじゃないかなー。もしかしたら超がんばってみんな隠してるとか? まあ全員ってことはないとしても、もしかしたら半分くらいはそうだったりとかしないかなあ。そうであって欲しいんだけどなあ……。

まあそんなことを、僕は延々と考えてました。たぶんそういうの、僕だけじゃないと、思うんです、けど……。ちょっと自信ないけど。

ドラえもんのひみつ道具、どれが欲しい? みたいな話って、みんな一度はしたことあるとおもうんです。タイムマシンとか、どこでもドア、人気ですよね。でも僕は「もしもボックス」だったんです。「もしも世界中みーーーんなホモだったら!」って考えてました。そしたら超平和。よく考えたら人類滅びるけど。でも男同士だって産めればいいじゃん。そういう発想してました。アホかと思いますけど大真面目ですよ。

でもまあドラえもんはいないわけです。魔法も使えないし、なんとかする薬とかもなさそうだと。じゃあもう天変地異しかない。ね。頼むから滅んでくれ! そしたらもうなんかそういうこと全然関係なくなるし! って。

それで結論が、

人類滅亡しろ!!!!

でした。

まーでもその僕の祈りは通じませんでしたね。かないませんでしたね。祈り玉砕。1999年7の月にはなにもおきなくて、いま2011年の1月ですね! まあ死ななくてよかったと思っています。

そんなわけで生きながらえてますが、まあわれながら頑張って適応したと思います僕。男同士で子どもが産めないってのはもう我慢することにしました。これは悔しいですけどね。世界中がホモじゃないのももう諦めました。そこはどうにもなりませんね。男の大半は女の子が好きなのですよね。もしもボックスはどこにも売っていませんよね。残念です。まあそこは残念なんですが、

人類は生かしておいてよかったですね。

ノストラダムスはバカヤロウだと思いますが、予言を外してくれたことは、そこそこ感謝しています。……って、そもそもそんな予言しなければ、外すもなにもなかったわけですが。

ところで、2012年の12月にもマヤ文明に端を発する終末論があるらしいですね。

かつての僕、いまどこかで、2012年に思いを馳せていたりするんだろうか。


なわ ふみひと
たま出版
発売日:2004-02

※この記事は過去に更新したものの書き直しです。