2010年6月22日火曜日

ブクログがはじめた電子書籍プラットホーム「ブクログのパブー」がすばらしい。

電子書籍とか取り組んでる出版社で、しかもまさにその事業部でバイトしながら、他の電子書籍プラットフォームをべた褒めしてもいいのか疑問ではあるのですが。

それでも「ブクログのパブー」がとっても素晴らしい電子書籍のプラットフォームになりそうなので、ご紹介します。

ブクログのパブー
ブクログをそもそもご存じない方のために解説しますと、ブクログは、自分の読んだ/読みたい/読むつもりの本を、ネット上の架空の本棚で管理し、自分の読んだ本の書評を書き込んだりすることができるサービスです。この手のサービスは他にもありますが、ブクログはそのサービスの系統の中でも、ダントツで利用率の高いサービスです。28万人のユーザのクチコミがここには存在します。

僕も実は以前から利用しておりまして、ブックレビューやミュージックレビューなどを拙速ではありますが公開しております。ブログのサイドバーにリンクを貼ってありますので、もしよければ僕の書評を読みに行ったりしてみてください。ここ経由で購入した書籍も数冊ありますね。

電子書籍が紙の書籍を代替する、といった話がここ1年の間で特に強く語られるようになりました。これは、iPhone4によって世に出るRatinaディスプレイや、Kindleに搭載されているEink、強力なCPUを搭載した無線端末の登場など、特にハードウェア面でのめざましい技術発展がもたらした結果だと思います。

電子書籍においてよく語られるのは、著者と読者のあいだにある複数の中間ビジネスの話です。編集や印刷、宣伝や販売といったビジネスですね。

現在の多くの書籍は、出版社が、印刷会社や書店と提携したうえで「編集・印刷・宣伝・販売」を著者に対してパッケージで提供している、と考えることが出来ます。これと引換に、著者は販売利益の多くと版権を出版社に支払うのだ、という見方です。

これらが出版社の外で代替可能になり、その外部での代替コストがさがればさがるほど、著者は電子書籍の利益をより手元に残すことが出来るようになります。

ブクログのパブーは、その代替コストを大幅に下げることが出来るプラットフォームです。しかもそれらをパッケージで効率的に提供しています。

より望ましいのは、パブーに編集者としてユーザ登録ができるようになることではないでしょうか。フリーの編集者が、パブーで編集者として著者にアクセス出来るようになり、信頼性の高い編集者による編集が、より販売能力を高めます。著者もこれを使ってプロの編集に編集を頼めるといいですね!

nanapiのような編集機能が、編集者として登録しているユーザーに向けて、クローズド、あるいはオープンに提供されるといいかもしれません。

以下、参考URL。

ブクログ
http://booklog.jp/

ブクログのパブー
http://p.booklog.jp/

パブーでの僕のプロフィールページ
http://p.booklog.jp/users/masafiro1986

パブーをリリースしました!
http://blog.mochivation.com/?eid=187

ペパボのプレスリリース
http://www.paperboy.co.jp/news/201006221410.php

追記

無名の書き手の立場から見た「パブー」のことを中心に書きましたが(電子書籍化によって一番わかりやすく恩恵を受けるのが無名の著者だと思うので)、パブーは読者にとってもとっても魅力的なプラットフォームだと思うです。

ブクログを通じて読者に声を届けられるし、電子書籍では味わえないと思っていた、書籍を所有しているという感覚がブクログの本棚で味わえるわけです。しかも、ひとに簡単に見せられる!