2010年6月4日金曜日

菅直人総理誕生。HIV/AIDSと関わりの深いゲイにとっての菅氏の存在。

民主代表選:新代表に菅直人氏を選出
鳩山由紀夫首相の退陣に伴う民主党代表選が4日告示され、菅直人副総理兼財務相(63)と樽床伸二衆院環境委員長(50)の2人が立候補を届け出た。衆参の国会議員423人(衆院307人、参院116人)による投票の結果、菅氏が知名度の高さや参院選に向けた即戦力として幅広い支持を集め、新代表に選出された。午後には衆参両院で首相指名選挙が行われ、菅氏が第94代首相に指名される見通し。菅氏は、仙谷由人国家戦略担当相の官房長官への起用を検討しているほか、枝野幸男行政刷新担当相を重要ポストで処遇する方針だ。
というわけで、菅直人総理が就任しました。僕はお昼ごはんを食べながら、Ustreamで代表戦を見ておりました。今まであんまりちゃんと見たことがなかったので、ちょっと新鮮でしたね。なにはともあれ、菅直人総理誕生、おめでとうございます。

僕は正直なところ、管さんについてはしらないことが多かったので、管さんについて、個人的にざっとですが調べてみました(主にWikipediaで)。すると、ゲイーMSM(男性と性的関係を持つ男性)にとって、実はとても感謝するべき人物なのではないか、という印象をいだきました。それはなぜなのか、引用によって紹介します。
薬害エイズ事件の処理に当たり、当時官僚がないと主張していた行政の明白な過ちを証明する“郡司ファイル”(当時の厚生省生物製剤課長・郡司篤晃がまとめていたのでこの別名がある)を菅直人指揮の下にプロジェクトを組んで発見させ、官僚の抵抗を押し切って提出。血液製剤によるエイズに感染した多くの被害者たちに対して、初めて行政の責任を認めた。薬害エイズ事件の被害者たちに菅が土下座をして謝罪した事で被害者の感動を呼び、この厚生大臣在職中に得た功績が、菅が現実に官僚と戦った稀有な政治家としての大きな人気・政治的資産獲得の基盤となり、後の民主党結党に繋がる事になる。さらにこの事件の菅の処理は、彼が対談を行っていた知識人カレル・ヴァン・ウォルフレンらから官僚の説明責任という概念を日本に初めて導入・「アカウンタビリティ」という言葉を定着させたと高く評価される。Wikipediaより)
これを読んで僕はずいぶん感動しました。カッコイイじゃないですか。

ゲイにとって、HIV/AIDSの問題は、最も重要な問題のうちのひとつです。この薬害エイズ問題で行政側が責任を認めたことによって、HIV/AIDSに対する行政のとりくみかたは大きく変わりました。
  • 差額ベッド代の解消(1996年)
  • 二次三次感染者の医療費無料化(1996年)
  • HIV治療薬の早期導入(1996年)
  • HIV感染者の身体障害者認定(1998年)
  • エイズ治療・研究開発センター(ACC)および全国8地域のブロック中核拠点病院の設置(1997年)
  • 参考URL:http://homepage.mac.com/h_wako/Sit……
HIV/AIDS問題について、行政のとりくみはまだまだ十分であるとは言えません。菅総理の取りくみは十分ではなかったとおっしゃるかたもいるかもしれません。

しかし、それでも管総理がやってくださったことが、僕たちゲイにとっての、いまのHIV/AIDSのありかたに大きな影響を及ぼしているであろうことは想像に難くありません。HIV/AIDSに苦しんでいた人たちの声をちゃんと聞き、当時の官僚と戦ってくださったことは、想像するに、大きな大きな一歩だったんじゃないでしょうか。

僕はいま毎週、MSM(男性と性的関係を持つ男性)のHIV/AIDS問題に取りくむ団体でボランティアをしています。その様子は先日NHKの「ハートをつなごう」でも紹介されたので、ご覧になった方もいるかも知れません。その活動資金は、厚生労働省から援助がでています。

この活動も、もしかしたら、管さんの薬害エイズ事件への取りくみがなければ、行えなかったかもしれません。

僕もこれから読むつもりですが、管さんについては、ご自身で書かれた著書があるようです。とりあえず読んでみようかなと思います。

あらためて、就任おめでとうございます。

国民のために、頑張っていただきたいです。

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