2010年7月21日水曜日

過渡期の不幸と大富豪の革命

修学旅行や部活の合宿、みんなでお泊りした時の、夜の楽しみといえば、なんでしょうか。そう、想いを寄せる彼の寝顔……も、そりゃあ楽しみなんですが、定番といえば、カードゲームですね。そう、UNOやトランプです。

世代ごとにトランプゲームのブームは違うかもしれませんが、僕が最も遊んだトランプゲームは「大富豪」です。地域によっては「大貧民」とも。

その名の通りプレイヤーが「大富豪」「富豪」「平民」「貧民」「大貧民」などと格付けされるゲームですね。ローカル・ルールも様々ありまして、「イレブンバック」や「8切り」、「階段革命」なんてのもあります。

このゲームの特徴は、なんといっても「革命」。

それまで強かったはずのカードが一転してババになり、それまで弱かったはずのカードが一転して最強の手札になる、まさに「一発逆転」です。

強い手札が手元に集まってホクホクしていた人にとっては、「ちょっと、こんなの聞いてないよ!」といいたくなるようなこの「革命」ですが、現代社会においても「革命」で似たようなことが起きることがあります。

安定した職業だと思われているポジションを確保してぬくぬくしていたら、いつの間にか、かえって損な役回りを押し付けるポジションに変わってしまったり。

価値があるものを溜め込んでいると思っていたら、いつの間にか、課税対象になったり価格が大暴落したりしてしまったり。

一流企業は潰れない? 土地の価格は下がらない? 昔はそう思われていましたよね。新聞社や出版社が倒産するなんて。自由民主党が政権をとられるなんて。そんなことも思われていました。公務員は安定した職業だったはず。地方自治体が破産することがあるの? JALはかつて就職人気のナンバーワンだったよね?

過渡期の変革はこういう不幸をうみます。約束されたはずのものが得られない、という不幸。大富豪のゲームほど大逆転は頻繁に起きない気がするけれど、

でも、なんとなく、過渡期の不幸は大富豪の「革命」に似ている気がする、とふと思ったのでした。

必勝法は見つかるものなのでしょうか。