2010年7月25日日曜日

協力して買い物、という文化を。グルーポン系サービスの未来。

ひとと一緒に暮すことのメリットはたくさんあると思います。そのひとつに、生活費が安くなる、ということがありますよね。

まず、一人暮らしだと、なんでもひとりのためにモノを買わなくちゃいけない。

けれど、ふたりで暮らすなら、ふたりでひとつ、っていう買い物ができます。冷蔵庫は、ひとつでいい。扇風機も、ひとつでいい。

でも、実は、ふたつ買うときだって、安くなる。ひとりぶんをそれぞれが買うよりも、ふたりぶんを一緒に買ったほうが安くなるんです。お店にしても、そうやって、家族や恋人単位で買い物に来てもらったほうが、嬉しいから、安くします。

ゲイのふたり暮らしを描いた ”きのう何食べた?” は、僕の愛してやまない漫画のひとつです。この漫画の「すいかを半分こ」する話が、僕、すごく好きなんですね。

すいかがすごーく安く売られてるんだけど、ひと玉買うにはちょっと大きすぎる。そんなとき、同じようにして、すいかを見つめるおばさんに出くわす、主人公の筧さん。迷って、他の買い物を済ませて、そしてまたすいか売り場に戻ったら、またその同じおばさんにばったり。そこで思い切って、「一緒にこのすいか買いませんか?」って持ちかけるんです。

↑この1巻に入ってる話。
よしなが ふみ
講談社
発売日:2007-11-22

こういう光景が、もっと日本のあちこちで見られればいいのになあ……と思います。

よく東京の人は冷たい、なんて言うでしょう。地域でのつながりがすくないって。近くにいても、みんなお互いを無視しあってるって。それはでも、別に冷たいからじゃなくて、思いやりもあるんですよね。お互いを尊重してるからこそ、近くにいるっていうだけの関係性くらいじゃ、いきなり関わろうとしない。隣り合っただけの人とお喋りを始めたりなんかしない。それは、そうすることがお互いに心地の良いことだって、思いやってるからだと思うんです。

けれど、そうじゃない、シチュエーションがあります。電車で隣に座った人には話しかけなくても、バーで隣に座った人には話しかけますよね。それは、お互いにコミュニケーションをとることが、心地いい場所だってことが分かってるからです。

この「すいか半分こ」は、奇跡的に、筧さんと出くわしたおばさんとが、ふたりとも「お互いにメリットがある!」って気づけたから起きた話なんです。

けれど、これが、奇跡じゃなくなったら、いいと思いませんか。もっと日常的に、一緒に同じものを買いたい人が、一緒に同じものを買えるようになったら、すごく素敵じゃないでしょうか。

ところで、コカ・コーラが、アルゼンチンの「友だちの日」に合わせてリリースした自動販売機が、とても素敵なんです。

友だちと協力しないと、買えない自販機。

協力して買い物をすることが楽しくてお得、っていうこの自動販売機。その趣旨のとおり、友達と協力しないと買えないという趣旨のようです。苦労した分、通常の金額で友達の分もコーラが提供されるっていうしくみ。

一緒に同じものを消費する、っていう行動を楽しめる、友だちとの買い物を楽しめる、いい広告手法だと思います。友情を大事にするという企業の姿勢も伝わってきて、すごく僕的には好印象です。

さて、いま、インターネットを利用した共同購入のクーポンサービスが流行っています。いわゆるグルーポン系サービスというやつです。僕もちょくちょくチェックしています。twitterではその系統のサービスをまとめていますので、お得な情報をチェックしたいかたは僕の作ったこのリストをフォローするといいです。

この共同購入のクーポンサービスは、お店にとってもお客さんにとっても嬉しいサービスです。クレジットカードでクーポンを事前購入するという仕組みや、一度に大量のお客さんを集客できる、という点がお店側のメリット。一方、お客さんから見たら、本来の価格よりも格段に安く商品を買えます。

ただ、僕としてはこのグルーポン系サービスには、もっと面白いことが出来ると思っているんです。実は、上に書いたようなことを踏まえて、ちょっとした腹案というか、ビジネスアイデアがあったりします……。なかのひとはもし興味があったら僕を雇ってください(笑)