2010年7月27日火曜日

つくることをになえなければ、パイは分けられない

音楽にしても、文章にしても、そう。電子出版や音楽業界の動きを見ていると、結局はこういうことなんではないかと思うのです。もはや繰り返しなんども語られていることなのですが、ちょっと自分の認識をシンプルにまとめておきたいと思います。

インターネットを通じてプロアマ問わずに表現できるようになったことで、参入障壁がさがり、人々の時間を奪い合う競争が加速しました。通信によるコンテンツ配給の合理性が人々の間で認められ、パッケージの価値が暴落しました。これらの結果として、文章や音楽の販売によるビジネスのパイは減少しました。

ビジネスのパイが大きかった頃は、文章や音楽をつくるひとたちに、くっついて仕事をすることが、ある程度認められていました。しかし、これからそういうわけにはいかなくなってくるでしょう。彼らつくり手たちから、分けてもらえるお仕事は減る一方です。つくることを担える人にならなければ、自分でつくりだしていかなければ、パイを食むことはできなくなっていきます。

作家による電子出版、ミュージシャンによるインターネットライブ。これからますます、コンテンツビジネスは、自分で産み出すひとたちだけのものになっていく。

それがいいかわるいかではなくて、たぶん、ただそうなのだろうなと、思います。