2010年9月20日月曜日

中田ヤスタカの歌詞の世界 ~VOICEは決して甘くない応援ソングだと思う

綺麗事を並べ立てた耳障りの良い応援ソングとは、一線を画す。

VOICEはそんな一曲であると思います。


「キュンとする一瞬の恋」と表現されたのは、もちろん恋愛のことではあると思います。けれど、恋のような熱をおびた様々な出会いについて、この曲を通して考えることができると思うのです。

11年目を迎えるPerfume、そして地道な活動を続けてきた中田ヤスタカだからこそ発することができるこのメッセージ。それは「世の中は簡単ではない。だから、ひとつひとつやっていこう」ということ。

僕たちがいまそれぞれ抱えている問題は、たぶん、ひとすじなわでは行かないこと。

たまに、突破口を思いつくかもしれない。たまに、すべてを預けてしまいたいと思えるような人に出会えるかも知れない。たまに、ひとつのアイデアだけでつきすすめるなにかを求めてしまうかもしれない。

けれど、中田ヤスタカは、そこに甘い言葉をかぶせることはしません。

たいていのことは難しい
面倒だけど必要で
見えるものは不確かで
いつでも夢を見たいけど

VOICE Perfume 歌詞情報 - goo 音楽

夢をみたい若者のキモチに寄り添いつつも、ひとつひとつを丁寧にこなしていくことこそ、「キミのパズル」を解く方法なのだと諭しているのです。

Everything you need to know.(知る必要のあるすべて)
The VOICE.(その声)

点と点をつなげ、線と線をつなげたその先に、Perfumeと中田ヤスタカの成功があることこそが、この曲を支える強い声になっていると感じます。

甘くはないけれど、とても優しいメッセージソングです。