2010年10月8日金曜日

挑戦する農場・麦わら農場の食べてみたいと思わせる野菜たち

世界の耕作可能面積は37億ヘクタール。

これをすべて穀物にしたら370億人ぶんになります。
すべて牛に食わせてミルクにすると148億人ぶんに。
豚に食わせて、その肉を食用にすると、55.5億人ぶんに。
牛に食わせると、12億人ぶんに。



今日、授業で習ったんですけど。

穀物や野菜ってすごいですよね。

人類は、肉食でもなく、草食でもなく、雑食。

雑食で、農作物中心の食生活をとることができたから、ヒトはここまで繁栄することができたのかな~、なんて、思います。

農業を選んだからこそ、灌漑用水を敷いたりする大規模工事などが必要になりました。工事のために、小規模な集団から大規模な集団が必要になります。そこには文化が生まれますよね。

穀物など、農業による食料は備蓄も可能です。常に狩猟採集しなくてもよくなるので、人々の間に余裕が生まれて、食料を獲得するための仕事に従事しない人も増えてきます。官僚とか、兵士とか。

農業って偉大ですね。

ここ数年で、農業をビジネスとしてとらえる動きが活発になっています。若いひとのなかにも、農業に注目するひとが増えています。

最近、食料自給率に関するいろんなテキストを読んでいます。

僕は食料自給率をアップさせるべきだ、なんてことは思いません。いろいろな国から食料を輸入すればよいと思います。僕たちも農作物だけではなく、農業のノウハウやブランドを輸出すればよいと思います。

けれど、なんでもかんでも外国から輸入ってわけにもいかないとも、思うのです。

近郊の農地で取れた新鮮な野菜は、やっぱり外国からの輸入品で代替ってわけにもいかないでしょう。

いま僕が注目しているのは、農薬・化学肥料を使わない有機農法と、堆肥も使用しない自然農法を行っている「麦わら農場」というところ。

草や虫を生かした自然農法で、循環農法と協生農法というふたつの農法を実践しています。

循環農法で採れた野菜は濃厚で甘みにあふれ、協生農法で採れた野菜は生命力あふれる力強いものに仕上がるのだそうです。

東大卒で外資の戦略コンサルという経歴から、農家に転進した青木理沙さんが率いる、若者がつくっている農業です。たぶん、かかわっているヒトほとんどみんな、20代の、すごく若いベンチャー農業。

以前から一度農場に遊びにいってみたいなーと思いつつ、なかなかタイミングがみつけられず。

農作物を農地から直送。ネットで販売しているのですが、確かにちょっとお値段は高め。けれど、それだけの値段を払ってでも、食べてみたいと思わせる野菜たちが、そこにはあります。

以前からブログを購読しています。大地に根付いて力強く育った野菜たちは、ときに風雨と戦い、ときに虫たちと戦っています。その様子が、ネットを通じて、つくり手のかたたちから直接ことばと写真で届いてきます。

前にも書いたことがあるのですが、僕は、食べ物というのは、単にエネルギーを摂取するだけのものではないと思っています。そして、単に味やにおいや歯ざわりや食感だけのものではないと思っています。食べ物は、たんなる食料じゃない。

食べるときのこころもちみたいなものが、どうしても、その食事の思い出には強く影響すると思うのです。

大事な友人たちと食べる食事が、たとえ、水っぽいカレーでも失敗したパスタでも楽しいように、思い出や物語をふまえて食べる食事が、涙が出るほど胸を詰まらせてしまうように、僕はストーリーがつくる食事の幸せというのがあると思うのです。

挑戦を続け、失敗とぶつかりながら、先の見えにくい泥臭い農の道で、毎日地道に、同年代の男子や女子がそだてた、水ナスやかぼちゃ、ズッキーニや、えだまめ、トマト。



僕は食べてみたいです。どんな味がするんだろう。