2010年10月27日水曜日

白菜の美味しい季節ですね。吉野家の戦略新商品「牛キムチクッパ」試食会に行ってきました。

白菜はアブラナのなかまです。アブラナ科アブラナ属の二年生植物です。

英語では「Chinese cabbage(チャイニーズ・キャベツ)」といって、その名の通りキャベツの仲間。もとは中国の原産なんですね。

このアブラナ属のなかまの野菜には、実は僕たちに馴染みの深い野菜がいくつもあります。

ミズナ、カブ、小松菜、野沢菜、チンゲン菜、ブロッコリー、カリフラワーなど、実はアブラナ属の野菜。キャベツももちろんそうですし、芽キャベツなんかももちろんそうです。

白菜といえば、思い出すのはやはり鍋です。


冬場には甘みのつよい白菜が出まわるので、ぴったりの鍋料理の時期と野菜の旬とがうまく重なります。

昨日の晩から今朝にかけてずいぶんめっきり寒くなりましたね。あたたかい汁ものが恋しい季節です。

さて。

先日ブログにも少しだけかきましたが、吉野家の戦略新商品として11月から発売予定の「牛キムチクッパ」の試食会に行ってきました。



赤羽にある吉野家の本社内にてひらかれた新商品試食会。いわゆるブロガーズイベントというやつで、口コミを期待してブロガーを招待するという試食会です。

(念のためにことわっておきますが、僕は特にお金をもらってこの記事を書くわけでもなく、また、書けと言われて書いているわけでもありません。書くも書かないも自由、ということになっています)

結論からいうと、僕は値ごろで美味しいと思いました。

身体もあったまるのでいいな、と。僕はスープごはんのたぐいが結構好きで、そういう意味でもクッパが手頃に食べられるのは嬉しいですね。

ごはんと牛肉の量は少なめになっているので、そのぶん安くなっているのだと思います。安くするために味を妥協するということはしなかったということで、商品についてのさまざまなこだわりなんかも聞いてきました。

たしかに、ごはんと牛肉の量のすくなさに、男性にはものたりなさを感じる人もいるかもです。でもスープを飲むと満腹感があるので、量のわりには満足できると思います。

冒頭にあげた白菜の話は、つまりこのキムチに使っている白菜のこと。

この白菜なのですが、吉野家のキムチに使っているのはいわゆる「黄芯系」というかたちのものだとのこと。

調べてみると、日本で流通している白菜の多くがこの「黄芯系」みたいです。そうそう、吉野家のキムチは国産なんですね。最近では、日本で流通しているキムチのほとんどがそうみたいですけれど。

「黄芯系」とはなにかというと、真ん中の芯のぶぶんが「黄色」で、それを覆う「白い」葉の部分があり、さらにその外側が「緑色」の葉になっているタイプのもの。

まんなかから、黄色→白→緑。

これが黄芯系の白菜。

このタイプの白菜、特に黄色い部分は、新鮮なものなら生で食べても甘みがあって美味しいのだそう。

つまり、日本人の舌にあったキムチなんですよね。本場韓国のキムチとは大きく違いますが、僕はこういうすっきりした甘みのある白菜でつくった、こざっぱりした味わいのキムチ、結構好きですね。

牛キムチクッパ、期間中は何回か食べに行こうかな、と思っています。

ところで…。

実は、僕がこの試食会に参加した理由には、単純に新商品を食べたいという思いのほかに、もうひとつありました。

以前、僕が書いたこんなニュースをご覧になった方、覚えていらっしゃる方、いますか。

「ゲイのカップルに丼投げつけた」犯罪自慢にアメブロどうする

リンク先をご覧になれば分かるように、この記事は複数のニュースサイトにも転載されました。

この記事には、サイバーエージェントの企業としての対応に注視するといったような内容を盛り込みましたが、この事件においては、関係者として、実はもう一社、企業の名前があがっていました。

それが、この吉野家です。発端となった事件の現場です。

この事件のなかで、企業の対応に対しては、複数の意見が寄せられており、吉野家の対応についても意見がかわされました。

なかには、吉野家に対して、こういう事件があったというのは本当なのか、本当だとすれば、吉野家はこういう事件に対して、どのような姿勢でいるのか、というような問い合わせを行ったひともいたようです。

そして実は吉野家は、これらの問い合わせに対し、ちゃんと調査を行ない、問い合わせに対して公式に返答を行っていました。

そして、その返答には、『弊社では、お客様と従業員の安全を守るため、 全店舗で警備会社と連動した防犯体制を整えており、 店内で暴力行為等があればオンラインで状況を察知して警察へも即時通報を行っております。 また、弊社では、犯罪行為等に対しては、 法的対応も含めて断固たる措置を執っていくことを基本スタンスとしております。』といったような、暴力事件に対する吉野家の企業としての姿勢がちゃんとつづられていました。(全文

全国各地に点在する店舗、そしてそこにシフト勤務で従事している従業員の数、そのことを考えれば、調査にもおそらく手間と時間がかけられたでしょう。それでも顧客からのこういった問い合わせに対して、吉野家はちゃんと調査を行って、返答を出しました。

これは評価に値することだと、僕は思います。

事件に対する関心がヒートアップした時期をすぎてしまったころに、こういった返答が出ました。そのため、事件のときとは違い、ニュースとしてこういった対応が行われたことをただ報じても、さほど関心は集まらないだろうと考えました。

ですから、こうやってある程度みんなが関心をもつであろう試食会のレポートとあわせて書かせていただきました。

試食会では、牛キムチクッパの商品開発についてもさまざま聞かせていただきました。

さすが、日本全国に店舗をかまえる飲食チェーンだけあります。何百回もの試行錯誤と実験の繰り返しのはてに、なんと2年以上の開発工程を経て、ようやく生まれた商品だったようです。

吉野家は、2004年にBSEの影響で牛丼の発売を休止し、豚丼を提供開始しました。

その豚丼にあわせたキムチを開発した時から、牛肉とキムチをつかった商品がなにかできないものかと、考えていたようです。

「牛チゲ鍋定食」「牛チゲ鍋雑炊」「牛キムチクッパ(1代目)」という変遷を経て、器のかたちも食べやすさを重視したものにすべく変更を重ね、ようやく生まれたのが今回の新商品だと。

牛鍋丼の提供から続けざまに発表された商品なので、牛鍋丼で味を占めたから同じ価格帯の商品をちゃちゃっと開発してだしたのかと思いきや、この「牛キムチクッパ」はもっともっと以前から計画されていた商品だったということです。

牛肉とごはんの量が減っても、そのぶん甘みのある白菜とあとを引く辛さの熱いスープがおなかをふくらませてくれます。

このスープにも牛丼の煮タレがほんの少しだけ隠し味に入っているとか、店舗での再現性も含めて、なみなみならぬトライ&エラーの果てに創りだされたのだ、ということでした。ファーストフードだからといって、バカにはできないな、という思いです。

発売日から11月8日の午後3時までは玉子か半熟玉子が無料でついてくるキャンペーンも行うそうですが、僕のオススメは半熟玉子。

はじめから入れるのではなく、最初は普通に食べて、そのあとで混ぜて食べるといいんじゃないかなと思っています。