2010年10月20日水曜日

「今さらだとしても面白い」 ~ フランスのマックのCMってみたことある?

先日書いた記事で、

新しい情報により皆が集中していって、新しい情報の価値があがってくる、みたいなウェブのありかた――みたいな話を書きました。「The Super Fresh Web(超新鮮なウェブ)」とかっていうやつね。



過去の価値を軽んじる未来を Facebook-Google-twitterがつくる世の中へ - 男色系男子 過去の価値を軽んじる未来を Facebook-Google-twitterがつくる世の中へ - 男色系男子

それについて考えていたら「今さらだとしても面白い」というのが、実はそういう「いまのコンテンツ」に注目されがちなウェブのなかで、コンテンツづくりをするキーワードなんじゃないかなーと思えてきました。


ちょっと個人的なブログの話をします。

ブログなんかを書いていると「こんなことを書こうか→いやいや待てよ→あんまり面白く無いかな→やっぱり書くのやめよう」みたいな感じでボツが生まれることが結構あります。

僕のブログにも、実は、相当数アップロードしていないだけの書きかけ原稿が「下書き保存」状態で蓄積しています。

で、そのうち、よく自分の中でボツにしてしまう理由があるのです。それは「それってこのまえ誰だかが言ってたことじゃん」「今更どうよ」。つまり「新鮮さのなさ」。新鮮さに欠けるようなことを、ブログに起こすことをためらってしまうんです。

……まあ、すでにそういう記事も僕のブログには相当数あるかもしれませんが……。

しかし、すでに人が話題にしていて、良質な記事があるというのに、それと似たり寄ったりの記事を書いたりするのは、僕としては、はばかられたりしてしまうのです。

だから、出来るだけ自分が見つけた違う角度からの情報を持ち込むとか組み合わせるとか、そういうことができてはじめて、記事にしようと思うわけです。

……あ、自分のブログ記事が、ぜんぶそういう記事に仕上げられているとかは思っていませんよ!

で。

そんなわけですが、しかしです。

僕にしてみれば「いまさらこんな出尽くしてるような視点で、そんな話をしてもなあ」と思う内容でも、ひとによっては実際は違うわけです。僕にとっては今更感のあふれる話でも、「新鮮だ!」と思って聞いてくれる人は、実際にはいるわけです。

それは逆であってもそうです。人が「まあ、よく言われているようなことでもあるし」とか「まあ知っているかもしれないけれど」と持ち出すような話に対して、「知らなかった」「僕にとっては新しい考え方かもしれない」と思うことは往々にしてあります。

nanapiというウェブサービスがあります。僕も何度か利用していて、nanapiワークスをつかって記事を書いたりもしています。

nanapiワークスで記事を書いています。 ー 男色系男子 nanapiワークスで記事を書いています。 ー 男色系男子

nanapiは「あたりまえのことも誰かにとってはライフレシピ」だと言います。「そんなこと別にいまさら記事にしなくてももう分かってるでしょ」と思うような内容でも、実は聞いてみると知らなかったりする。

たとえば、僕はわかるけれど、今の若い子たちの中にはラジオの聞きかたをまったく知らないという人なんかも、相当いたりするみたいです。「えっ? 無料で聞けるの?」っていう感じでね。たしかに今ラジカセなんかもないですしね。

で、まあ、ラジオの聞きかたなんかは、確かにあんまりわざわざあえてネット上でハウツーをコンテンツにしているところは少ないかもしれないです。

でも、nanapiには、実は「ネットで調べればふつうに分かること」とか「ちょっと前にとっくに話題になって、ハウツーはもう共有されてると思ってたようなこと」とかも、結構アップロードされるんですね。

たとえば、「evernoteのテク」なんかも、もうすっかりevernoteユーザ達は共有出来ていると思ってたんだけど、こうやって改めてまとめられると、便利なんですよね。

面白いコンテンツ、役立つコンテンツは、実はもう一度新しくして出すと「おっ」「そういえばこれ面白かったな」「すっかり忘れてたな」となったりする。見逃したりしていた人たちにとっては「あっ。これ知らなかった!」「初耳!」ってなったりもするんですね。

その意味では「NAVERまとめ」というウェブサービスなんかもそう。

たとえば、

感動!爆笑!2ちゃんねるの名言集【純な言葉が心に響く】 - NAVER まとめ

なんかも、ネットではもうすでに話題になったことがあるような言葉ばかりをまとめているわけで。なんだけれど、それでもこうやって改めてまとめたものが、新しく新規にアップロードされると、ちゃんと面白いんですよね。

確かに人によっては、もうそんなこと「いまさら聞きあきたわ・見飽きたわ」だったりするかもしれない。

けれど、僕にとっては目新しくもなんともないことが、他の誰かにとっては「なにそれ初耳」だったりするかもしれないのですね。

新しいものに目がいきがちなウェブだからこそ、そういう視点って、必要だったりするのかな、なんてことを思います。

そんなわけで、もし良かったら、以下のYoutubeの動画なんかを見てみてください。

僕たちの心の動きをとらえる、フランスのマクドナルドのCM。 - 男色系男子

フランスのマクドナルドのCMって、僕の周囲ではそこそこ話題になったんですが、たぶん知らなかったって人もいますよね。



ちなみに、この記事を書いたときにはまだなかった、パロディ動画みたいなものもこれに続けて作られていたりするみたいです。けっこう面白いかも。