2011年3月30日水曜日

お酒のことを勉強するよその1:ボンベイ・サファイアをロックで

ゲイバーのスタッフとして働き始めた僕なのですが、実はまだお酒のことにあんまり詳しくないんです。


2丁目でお酒を飲んでいたとはいっても、あくまでゲイバー。ふつうゲイバーって、お酒がメインじゃないですよね。やっぱりその場にいる人と話したり、あるいは色恋だったり、ゲイ的な面白さだったり、そういうものがお店の売りであることが多いですよね。実際、僕もそういう2丁目の楽しさを求めて、2丁目では飲んでいるわけで。

でも、僕が働き始めた渋谷のゲイバーは、写真を見てもらえばわかるように落ち着いた雰囲気です。ゆっくり食事やお酒を楽しみながらまったりおしゃべりするバーって感じですね。ゲイバーってゆっくりお酒を味わったりすることは二の次になりがちだけど、こういうところを大事にするお店があってもイイかなと思います。

とはいえ、お店自体はまだまだ動き始めたばっかりで、僕みたいな素人スタッフにお酒のことをどうこうなんて、なかなかできやしないんですけど……、せっかくだし、ていうか個人的に興味があるし、面白そうだし、お酒のことを勉強してみようと。

それで、お酒のことを勉強してみるその第1弾で、お店で出しているボンベイ・サファイアというジンについて調べてみました。

今日、実はこのお酒を、お客さんに少しだけ飲ませていただいたんです。そのお客さんは、ボンベイ・サファイアをロックで注文されました。

ボンベイ・サファイアはジンなので、ジントニックなど、カクテルのベースとして使われることが多いですよね。実際、僕もジンといえばカクテルで飲むものなのかな、という認識でした。

ていうか正直、ジンって、あんまり個性がないっていうか、単なるカクテルの下地でしょ、っていうイメージでした。

でも今日、僕はそのお客さんに一杯いただいて飲んで「これはロックやストレートで飲んだほうが実はたのしいのかも……」と思ったんです。

いや、美味しいというよりも、味わいが面白い、といったほうがいいかも。

というのは、ボンベイ・サファイアって、一般的なジンとは少し作りかたが違うんだそうです。って、調べたばかりのことを偉そうに語るのは気がひけるのですが……

大麦やライ麦、ジャガイモなどを原料とした蒸留酒のうち、特にジュニパーベリー(ねずの実)を使って香りづけをする類のものをジンと呼ぶそうです。

ボンベイ・サファイアは蒸留方法なども他のジンとは少し違うのだそうですが、僕が特に面白いなあと思ったのは、10種類もの植物の種子や根っこ、実などを使うというところ。この植物の種子や根っこ、実などをボタニカルと呼ぶのだそうです。そういや植物画のことをボタニカルアートなんて読んだりしますよね。

それが分かって、僕は思わずなるほど~! と。

なんでかというと、今日、飲んだときに、何種類かの香りと味が複雑に絡み合ったような味を確かに感じたんです。あー…うまく表現できない。いろんな植物や根っこ、木の実が組み合わされて使われているんだなあ、っていうそういうイメージ、それを楽しめたんです。

ボンベイ・サファイアに使われている10種類のボタニカルは、厳格なレシピで生産地まで決められているんだそうです。その10種類は、以下。


ザクセン(ドイツ)産
アンジェリカ(根の粉末)日本名はよろい草・製菓材料としても使われる
スペイン産
アーモンド(オイル)アーモンドを挽いて絞り、精製したオイルを使用
スペイン産レモンピール(皮)最高品質のレモンピールを使用
イタリア産オリス(根)すみれのような香りをもつハーブ
イタリア産ジュニパー・ベリー(実)杜松の実・ジンに必須
モロッコ産コリアンダー(種)種を挽いて粉状にしたものを使用する
西アフリカ産グレインズ・オブ・パラダイス(種)アフリカ西部固有の熱帯多年生植物の種子
中国産リコリス(根)別名甘草・薬としても用いられる 
インドシナ産カシア(樹皮)別名桂皮・シナモンの香りに近い
ジャワ産クペバ(実)コショウ科の蔓性植物

ほわ~。すげー……でもなんか納得。これ、飲んだことがある人はわかるのかなあ。ビンがサファイアをイメージしたとってもすっきりした青色で、お酒自体も無色透明なのですが、こんな感じで複数の植物がまじりあうっていうか、とにかくめっちゃ味と香りはしっかりしてます。そのギャップも素敵。

樹皮とか種子とか使われてるんだなーって考えながら飲むと、なんていうか、うまくいえないけど、楽しいですね。

ロックやストレートで飲むには、確かにちょっっと強いかなっていうお酒だし、実際やっぱカクテルなど割って飲むように使われることが多いんだろうなとは思うんですけど、でも僕はちょっと頑張ってロックやストレートでのみたいな~というお酒だと想います。もちろん、人それぞれの好みだと思うんですけど。

レモンやライムを絞って飲んでも、多分美味しいし、カクテルにしてもきっと美味しいです。トニックウォーターで割っても「味は」たぶん普通にじゅうぶん美味しいと僕はお思います。

でも、ボンベイ・サファイアは造るときに使われる水も、イギリス・ウェールズのヴェルヌイ湖の水と決められているのだそう。なんか、それを聞いてしまうと、せっかくだからその水のこだわりまで感じたい気分もします。

というわけで、せっかくならそのまま何も混ぜずに飲みたいなというのが僕の感想。

キンキンに冷やした状態で提供するというのが良いと言われているそうなんですが、Shibuya246ではそのボトルがそのままインテリアにもなっているので、常温で保存になっています。なのでストレートでは出せないのですが……

なので、ぜひロックで。おすすめです。こんな感じで少しずつお酒に詳しくなっていきたいです。