2011年4月6日水曜日

お酒のことを勉強するよその3:ラム酒を飲み分けてみたいです

実は、ラム酒がさとうきびから出来ているのだということを知ったのは、Shibuya246で働き始めてからのこと。めっちゃつい最近なのです。これってもしかして常識でした? 知らずに24年間生きてまいりました……。お客さんから教えていただきました。

今日のブログはラム酒の話です。

そもそも、いままでお酒が何から出来ているのか、なんてことに興味を持ったことがなかったんです。二丁目のゲイバーでは「鏡月」一択なんてことが普通だったし、ラム酒なんていうのは単なるカクテルのベースに使うお酒の一種という意識しかもってませんでした。

Shibuya246には、幅広い年齢層のお客さんがいらっしゃるので、僕と同年代くらいのお客さんもいれば、僕よりもひとまわりふたまわりお年上のお客さんもおります。なので、さすがに、ヒヨッコ店子な僕は、経験深いかたがたにはかなわないことだらけ。お酒のことも教わるばかりです。

昨日、お客さんに教えていただいたのが「キューバ・リブレ(キューバの自由)」という名前のカクテルで、ラムをベースとして作られるカクテルのようです。

ラムライムジュースコーラをミックスしてつくるカクテルなのですが「キューバ・リブレ」と呼ばれるようになったワケが面白いんです。

キューバの独立戦争の合言葉として使われた「Viva Cuba Libre(キューバの自由万歳)」にちなんで作られたカクテル。1898年4月に始まった米西戦争においてアメリカが勝利し、キューバがスペインから独立して1つの国家としての歴史をスタートする。その独立を祝う為に生まれたカクテルがまさしくキューバ・リブレであった。1898年8月、キューバ独立を助けた1人のアメリカ人将校がハバナのバーで、キューバにアメリカ兵と共にやって来た人気のドリンク、コカ・コーラと、地元で最も人気の酒、バカルディをミックスする事を思い付く。そして、その他のアメリカ人将兵が次々にこのドリンクをオーダーし、“キューバの自由”(Cuba Libre) の為に乾杯し、「キューバ・リブレ」と雄叫びを上げたのがこのカクテル誕生の由来。以来、20世紀に入り現在に至るまで、有名なロングドリンクの一つとして世界中で飲用されている。(Wikipediaより)

すごく政治的背景の強いカクテルなんですねえ。キューバの代表であるラム酒と、アメリカの象徴であるコカ・コーラ。ところで、果たして今のキューバには喜ばしい自由があるのでしょうか。いま、キューバでこのカクテルはどんな意味を持っているのか、ちょっと気になりますね。

ところで、ライムが入っていないものも「キューバ・リブレ」として飲まれることは多いそうです。単純に「ラムコーク」としても知られているこのカクテル。使うラム酒は、元々の由来からいえば「バカルディ・ラム」を使うのが王道みたいですが、実際はどんなラムを使っても「キューバ・リブレ」でオッケーみたいです。

でも……、この「ラム」。僕はいままで知らなかったんですが、ラムって、どうも「どれでも同じ」とはとても言いがたい。ほんとにいろんな「ラム」があるんですね。

Shibuya246ではたしか4種類ほどラム酒が用意されています。ちょっとまだ全部覚えてないんですけど(ていうか、今度、お酒のリストちゃんとメモっておこう…)、ダーク・ラムやホワイト・ラム、スパイスド・ラムなんていう種類があります。

ラムには色による分類と、香りの強さによる分類と、原料による分類が有る。
  • 色による分類 ホワイト・ラム(無色)、ゴールド・ラム(薄い褐色)、ダーク・ラム(濃い褐色)
  • 風味による分類 ライト・ラム(軽い芳香)、ミディアム・ラム(中間的な香)、ヘビー・ラム(強い芳香)
  • 原料による分類 インダストリアル・ラム(工業ラム・廃糖蜜を原料としたもの)、アグリコール・ラム(農業ラム・サトウキビの搾り汁から直接製造したもの)
なお、香辛料などで香り付けを行った、スパイスド・ラムと言うものもある。(Wikipediaより) 
左から、ダーク・ラム、ゴールド・ラム、ホワイト・ラム。

それぞれどんなふうに味が違うのか、どんなふうに味が変わるのか、一度確かめてみたいです。キューバ・リブレに使うラムは、どれがいちばん僕の舌に合うのか、なんてことも知りたいです。

ところで、さとうきびといえば沖縄じゃないですか。僕、大学のサークル旅行で沖縄に行ったんですけど、定番というかなんというか、さとうきびマルカジリ、してきたんですよ。

アメリカとのつながりや、独立というキーワードも、キューバ・リブレって、なんとなく沖縄のイメージを思い出しますよね。普天間飛行場の問題もいまはあまり騒がれていませんが、解決したわけじゃないし。

で、調べてみたら、沖縄のラム、ありました。ていうか、それどころか、ラムと黒糖焼酎って、事実上「同じお酒」なんだそうです。

びっくりです。ラム酒と、焼酎が一緒って!

米こうじなどを入れた黒糖焼酎が多いので、実際には、ラム酒でないものが多いそうなんですけど、伝統的なものは米こうじをいれないので、ラム酒と同一なんだそうです。

じゃ、つくろうと思えば「オキナワ・リブレ(沖縄の自由)」なんていうカクテルをつくることも可能なわけですね。どんな意味を持たせるのかは、造る人次第だと思うのですが。ていうか、沖縄の領土問題とか米軍基地問題とか、あんまり詳しくなくてごめんなさい……。

違う政治的背景を持った土地のお酒やドリンクが混ぜ合わさってつくられるカクテル。そういう側面も、カクテルの面白さかもしれないですねえ…。

カクテルのベースのひとつにしかすぎないと思っていたラムにこんないろんな種類があったとは……。とりあえず、ラムの大雑把な分類くらいはわかるようになりたいです。