2011年9月15日木曜日

上京前日 ー おみやげで「徐福さん」を買っていきます。

九州の中でも佐賀県は観光資源がいちじるしく乏しいともっぱらの評判です。まったくのゼロ、とまでは言わないけれども、どうしても他県と比べると見劣りしてしまうというのが実情です。

唯一の長所は、災害に強いということです。地盤は強く、大陸プレートの上に乗っているため、日本で最も地震の少ない県だと言われています。また、山谷が少なく、県のほとんど平地なので、台風や大雨の時も、土砂災害に見舞われる可能性が低いということもあります。

観光資源はないけど、災害に強い。原発立地県になるのも、むべなるかな、といったところ。

そんななかで毎度困り果ててしまうのが、おみやげのセレクション。

たとえば福岡なら明太子、長崎ならカステラ、宮崎ならマンゴーといったように、定番品があるのですが、佐賀にはそれがありません。

いちおう、お土産品の店にはそれらしきものがあれこれとならべてあるのですが、いかにも、取ってつけたような土産物ばかりなのです。

佐賀でなくたっていくらでも買えるだろうというような、チョコレート菓子や和菓子に「佐賀」の名前をつけて、「土産物でござい」といった感じで売られているわけです。

一応、特産品としては有明海で採れる「海苔」があります。国内における海苔の品質、生産量、消費量すべてトップなのだそうです。

しかし、国内で流通している海苔の半分が有明産ともなると……、珍しさも何もないというか。ていうか地味すぎるよ、海苔って。

そういうわけで毎回あれこれ悩むのです。

今回は、佐賀の銘菓を扱う県内最大手の和菓子屋「村岡屋」で、一番お気に入りのものを買っていくことにしました。

不老不死の薬草をもとめた秦の始皇帝の使者「徐福さん」の伝説をもとに作られたというお菓子、その名もずばり、「徐福さん」です。

船の形ををした生地のなかに五種類の種子がはいっています

不死の薬草を求めたという徐福は秦の始皇帝の使者で、彼が佐賀に伝来したときの船のかたちをイメージして作られたのがこのお菓子なのだそうです。

生地の中にはいっている餡には、伝説にちなんだ五種類の種子がはいっています。

白胡麻、胡桃、松の実、枸杞の実、勾玉の実(カシューナッツ)。

どれも健康によく、不老不死の伝説を意識したものになっているようです。

フルーティな独特の風味をもつ餡と、固めのビスケット生地がマッチしていて、美味しいと思います。

足りなくなるのを見越して、多少は多めに買ったのですが、足りるかなあ。

東京で僕に会った方、先着順でひとつずつ差し上げますので、よろしくです。